夜尿症外来
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:00〜 12:00 |
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14:00~ 15:30 |
/ ● | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎※ |
15:30〜 18:00 |
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【休診日】土曜午後・日曜・祝日
●一般診療 ◎予防接種
※土曜の予防接種は13:00~14:00
◆乳児健診 15:00~17:00
●母乳育児相談 10:00~17:30
夜尿症外来について
当院では6歳以上のお子様を対象に診察しております。
本人が夜尿を治したいという気持ちが強くなってきた時が受診のタイミングです。
夜尿でお悩みのお父さん・お母さんへ
夜尿は、自力でどうにかなるものではありません。
本人は大変気にしていて、自分はダメな子だと思ってしまう子もいます。
決しておこらないでください。おこっても治りません。
おむつで寝てほしいのにパンツで寝たがり、おふとんがぐっしょりで
忙しい朝に対応するのは本当に大変です。
それでもパンツで寝たいという気持ちを応援したいですね。
夜尿症について
どういう疾患?
乳幼児期の夜尿をおねしょといいます。
5歳以降で月1回以上のおねしょが3か月以上続くものを夜尿症と定義しています。
どのくらい夜尿の子がいるの?
7歳時で夜尿を認めるお子さんは10%といわれています。10歳児で約5%に見られます。
男女比は2:1で男の子に多い傾向です。
どうしておこるの?
はっきりとした原因はまだ解明されていません。
夜間睡眠の覚醒障害:おねしょでぬれても全く目が覚めない・抗利尿ホルモン(寝ている間に分泌され、尿量を少なくするホルモン)の分泌不足で、夜間の尿量が多い・尿を膀胱にとどめておく機能が未熟で、膀胱容量が少ない。などが考えられています。
夜尿のタイプ
多尿型:夜間に尿がたくさん作られてしまうタイプ
膀胱型:膀胱に尿をためる力が少ないタイプ
多尿型と膀胱型の混合タイプ
診察の流れ
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Step01予約する
夜尿の診察は水曜日の午後(17:00-18:00)に行っています。(水曜日以外は対応しておりません)
ショートメッセージ(SMS)でお問い合わせください。
【お問い合わせ(チャットボット)】→「診察」→「夜尿相談」から、ご連絡をお願いします。※現在、夜尿相談を休止しております。再開の際はお知らせに載せさせていただきます。
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Step02来院したら受付する
事務に夜尿で予約していることをお伝えください。クリニックにSMSか電話で問い合わせください。
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Step03問診票に記入する
夜尿のタイプや日常生活についての簡単な問診があります。ご自宅でゆっくり記入してきても大丈夫です。
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Step04検尿する
検尿カップをお渡しします。検尿できるようにトイレのタイミングを見てあげてください。
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Step05診察
夜尿の中にはまれですが、泌尿器や内分泌、脊髄疾患が見つかることがあります。
こういった疾患の可能性がないかも慎重に診察していきます。どんな夜尿のタイプなのかを知るために、夜間尿量(おむつの量)や膀胱容量(膀胱にどのくらい尿がためられるか)を計ってきていただきます。
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Step06治療方法の説明
まずは生活指導の3つの大切なこと
- 中途覚醒を強制しない(起こさない)
- 夕食以降の飲水を控えること(寝る前3時間程度)
- 膀胱に尿が十分貯められるように、ぎりぎりまで我慢する練習をおこなったりします。
生活指導で改善がなければ、薬物療法やアラーム療法を選択していきます。
- 薬物療法:多尿タイプには、寝る前に抗利尿ホルモンを内服する治療を行います。膀胱型には、尿を膀胱にとどめやすくなる抗コリン剤の内服を行います。
- アラーム療法:アラーム療法は、夜間の排尿時にアラームや振動でお子さんを覚醒させる治療です。詳しいメカニズムはわかっていませんが、夜間の膀胱容量を増大させる効果があります。3か月で60%程度に効果が認められています。