群馬県太田市の小児科・なないろこどもクリニック、予防接種、乳幼児健診、赤ちゃん相談、母乳相談、アレルギー外来

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群馬県太田市龍舞町1799-2

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小児一般・アレルギー

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小児一般

小児科では、発熱、咳、頭痛、腹痛、耳痛、機嫌不良、けいれん…と、病気の内容が極めて多岐にわたります。

けがをした場合や目や耳の病気などは、それぞれ専門の診療科または小児科と併せて診療を行います。
とは言っても、症状だけからは判断がつかない場合が多々あるかと思いますので、
どの診療科に受診すればいいかお困りの場合には、お気軽にご相談ください。

★感染症についてはこちらをご覧ください。


 

よく見られる子どもの症状

  • おう吐
  • 発疹
  • 熱性けいれん
  • 鼻水、鼻づまり
  • クループ(のどのけいれん)
  • 歯ぎしり
  • 熱中症
  • 腹痛
  • 下痢
  • 便秘
  • おねしょと夜尿症

小児アレルギー

小児のアレルギーは、下痢、嘔吐、腹痛、せき、呼吸困難、アトピー性皮膚炎、じんましん、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、発熱、頭痛、むくみ、など様々な症状で表れます。
よく見られるアレルギーには、食物アレルギー、気管支喘息などがあります。
一方で、成長とともに症状が改善・軽減していくことも多いのが小児アレルギーの特徴です。

即時型

原因となる食べ物を摂取後2時間以内(多くは食べた直後30分間)に起こるものを言います。赤ちゃんから大人まで幅広い年代で現れます。

◆原因
低年齢:鶏卵、牛乳、小麦など
学童期以降:そば、ピーナッツ、木の実類など

◆症状
じんましん、咳き込み、ゼーゼー、腹痛、嘔吐、血圧低下など

食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎

生後3ヵ月頃までに顔面から始まるようなアトピー性皮膚炎の症状がみられる赤ちゃんでは、食物アレルギーを合併していることがあります。約30%の児は離乳食開始後に即時型へ移行していきますが、大部分は自然に治ります。

◆原因
鶏卵、牛乳、小麦など

 

◆症状
生後2、3ヶ月頃より顔面のかゆみを伴う湿疹から始まり、よくなったり悪くなったりをくり返すのが特徴です。

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

主に学童期以降にみられるアレルギーで、特定の食べ物を食べてから数時間以内に運動をすると症状が現れるもので、比較的まれな疾患です。
(中学生1/5,000人、小学生約1/20,000人)

◆原因
小麦・甲殻類など

 

◆症状
全身のじんましんやむくみ、せき込み、呼吸困難などが現れ、進行が早く、約半数は血圧が低下してショック症状を起こします。

口腔アレルギー症候群

生の果物や野菜を食べたあとにアレルギー反応が起こるものです。小児から成人まで幅広い年齢層に起こりえます。缶詰やジュースなど加熱処理してあれば症状なく摂取できることが多いです。

◆原因
シラカバの場合、りんごや洋梨、ももなど(シラカバやハンノキなどの花粉のアレルゲンと似た構造のたんぱく質を持つ果物)

◆症状
りんごやもも、洋梨など生の果物や野菜を食べたときに、口の中やのど、耳の奥などにかゆみや痛みを感じる。

新生児・乳児消化管アレルギー

主に粉ミルクに牛乳の含まれるたんぱく質によって起こるアレルギーです。
このアレルギーが起こったらすぐにご相談ください。

◆原因
粉ミルク、母乳などの牛乳のたんぱく質を含むものや稀に米、大豆、小麦にも同様の症状が出ます。

◆症状
粉ミルクなどの飲んだ後、24時間以内に嘔吐や下痢、血便などの症状が起きます。
 

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な病変とする皮膚の病気です。患者さんの多くはアトピー素因をもっています。乳幼児から成人まで、あらゆる年齢層で発症する病気です。

◆原因
・汗や衣類の摩擦などによる刺激
・ダニ・花粉・ペットなどアレルゲンの侵入
 

◆症状
病変部位は年齢や人それぞれで異なりますがおでこや目のまわり、首、わきなど関節の内側などに出やすいです。
乳児期:顔面・頭部に湿疹、かゆみ、赤みがある皮膚など
幼児期以降:体や手足など広範囲に湿疹、かゆみ、赤みがある皮膚など

◆治療
アトピー性皮膚炎の治療はスキンケアを基本としステロイド外用薬を使用することが中心となってきます。ステロイド薬を塗らない日は保湿薬 (プロペト、ヒルドイドなど)を続けていくことで、再燃を予防できます。

◆スキンケア
・毎日入浴して石鹸で洗い、入浴後5分以内に保湿剤を塗る
(洗うときはゴシゴシこすったりしない、症状が強いときは石鹸は使わずお湯あらいする。)
・チクチク、ゴワゴワする服は着ない。
・室内を清潔にし、適度な温度と湿度を保つ。
・爪を短く切り、引っかかないようにする。 など

気管支ぜんそく

気管支喘息とは、気管支が慢性の炎症により狭窄や過敏状態を引き起こし、発作性の呼吸困難や咳・痰を生じる病気です。
小児では月一回以上喘息症状を認める状況であれば、毎日治療する目安となります。

◆原因
はっきりした原因は分かっていませんが、下記のようなことが引き金となり症状が起こります。ダニや花粉・ペットなどのアレルゲン、気象の変化、カゼ、激しい運動、ストレスなど

◆症状
喘鳴(ぜーぜー)や夜の咳き込みや運動時の咳などの症状があります。喘息発作は夜間から明け方にかけて起こることが多いと言われています。

ご自宅の環境を整えるポイント

  • 観葉植物やぬいぐるみなどは置かない
  • なるべくペットを飼わない
  • こまめに喚起し風通しを良くして湿気を防止
  • 布団・枕は天日干しし、掃除機をかける
  • エアコンのフィルターはこまめに水洗い
  • 棚はなるべく扉つきのものを使う
  • カーペットや畳は避ける
  • 薄手のカーテンを良く洗って使用
  • 座布団やクッションはなるべく使用しない
  • ソファは革または合成皮を使う
  • 布ばりのソファは使用しない など

アレルギー性鼻炎

鼻の粘膜のアレルギー疾患で、発作性反復性のくしゃみ、鼻汁、鼻づまりを特徴とします。 アレルギーにも通年性と季節性の二つに分けられます。

◆原因
通年性
室内塵、ダニ、昆虫などの死骸、人や動物のフケ、ほこり、ペットの毛や羽、カビなどのハウスダスト

  季節性
春:スギ、ヒノキ
夏:イネ科、シラカンバ属
秋:ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
冬:スギ

◆症状
こどもの鼻炎の診断は簡単ではありませんが、鼻をこするしぐさや透明な鼻汁(緑色など色がついていればカゼ)が続くことなどが疑うきっかけとなります。 これらの症状は副交感神経の働きが優位になると症状が起こりやすく朝夕に強く出やすいです。

◆治療
改善するために薬物療法を行います。基本的には内服薬をしようしますが、点鼻を嫌がらないお子様であれば、ステロイド点鼻薬が最も効果的です。